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自傷行為と画家

 自ら耳をそり落としたことで有名な画家は、みなさんご存知のフィンセント・ファン・ゴッホです。自傷行為は刑法的には被害者自身の同意があるので犯罪は成立しないのですが、昔、学生の頃、刺青は自傷行為だけど公序良俗に反するから違法だ、いや、違法合法に社会的規 ...

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少年非行と芸術

 19世紀後半、パリで活躍した画家モーリス・ユトリロは、モディリアーニや藤田嗣治と同じく、モンマルトル、モンパルスを拠点にボヘミアン的生活をしていたエコールド・パリの画家でした。  ユトリロの幼少期は恵まれませんでした。母親は、自由奔放で、男あさりに ...

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自由は奪えても美は奪えない

 古代ギリシャに、気品があり、美貌の高級娼婦「フリュネ」がいました。アテナイの高官を愛人に持ち、高額の報酬を得ていたフリュネは、やがて、フリュネに袖にされたモテない?実力者たちの反感を買い、不敬罪(神を冒涜する罪)で訴えられてしまいます。  古代ギリ ...

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法律を勉強していたセザンヌ

 近代絵画の父と言われるセザンヌは、南フランスのエクス・アン・プロバンスに生まれ、中等学校時代にはデッサンスクールに通い、絵を描くのが大好きな少年でした。  しかし、厳格な銀行経営家の父親の影響もあってエクス大学の法学部に入学し、法律家を目指しました ...

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函館修習の思い出

 私は,司法試験合格後,46期司法修習生として,2年間のうち1年半を函館で実務修習を受けました。修習明けには検察官に任官して東京地検に配属となったのですが,その新任検事時代,怖い上席検事の口癖が,「中村~!いつまで修習気分でいるんだあー!いつまでも夢 ...

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決裁が通らない!

検事に任官して最初の身柄事件であったシンナー事件は、検事として、あるいはより広く法律家として基本中の基本を学んだ事件だった。事案の詳細は忘れてしまったが、二人の若者が深夜路上で紙袋に入れたシンナー瓶を吸ってラリっていたところ、警ら中の警察官に職務質問 ...

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独話形式の供述調書

検事に任官して東京地検に新任検事として赴任し、検察官生活がスタートした。1ヶ月ほど座学の研修があり、副部長をはじめとして先輩大検事の手柄話を散々聞かされた。その後、ようやく実務がスタートし、1ヶ月の捜査実務研修が4班に分かれて行われ、身柄事件の配点が ...

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検事任官

実務修習は検察修習、裁判修習、弁護修習と滞りなく進み、一年後の春ころに、司法研修所の検察教官から手紙で検事任官を説得された。検察修習時の取調べが評価されたようだった。特に暴力団の傷害事件の身柄案件を配点され、指導検事から私の取調べが「強い」と言われた ...

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ベレンコ中尉亡命事件

ベレンコ中尉亡命事件

函館地方検察庁での実務修習が始まったものの、とにかく函館は平和な街で事件が何もない。修習指導検事も、4人もいる修習生に割り当て配点する事件がなくて困っていた。偶に在宅事件が配点されたが、物足りなかった。指導検事自身が、いつも暇そうに「あー事件来ないか ...

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初めて会ったクレプトマニア

司法修習生となって、生まれて初めての取調べは緊張した。この方は50歳位の主婦で、過去に4回ほど万引きで警察のお世話になっていて、微罪処分が3回、直近が不起訴処分だった。被害品はいつもお惣菜やお菓子などで、高くてせいぜい1000円くらいのものだった。財 ...

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代表弁護士・元特捜検事 中村 勉
中村 勉 代表弁護士・元特捜検事

長年検事として刑事事件の捜査公判に携わった経験を有する弁護士と,そのスキルと精神を叩き込まれた優秀な複数の若手弁護士らで構成された刑事事件のブティックファームです。刑事事件に特化し,所内に自前の模擬法廷を備え,情状証人対策等も充実した質の高い刑事弁護サービスを提供します。

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