自傷行為と画家
自ら耳をそり落としたことで有名な画家は、みなさんご存知のフィンセント・ファン・ゴッホです。自傷行為は刑法的には被害者自身の同意があるので犯罪は成立しないのですが、昔、学生の頃、刺青は自傷行為だけど公序良俗に反するから違法だ、いや、違法合法に社会的規 ...
READ MORE自ら耳をそり落としたことで有名な画家は、みなさんご存知のフィンセント・ファン・ゴッホです。自傷行為は刑法的には被害者自身の同意があるので犯罪は成立しないのですが、昔、学生の頃、刺青は自傷行為だけど公序良俗に反するから違法だ、いや、違法合法に社会的規 ...
READ MORE19世紀後半、パリで活躍した画家モーリス・ユトリロは、モディリアーニや藤田嗣治と同じく、モンマルトル、モンパルスを拠点にボヘミアン的生活をしていたエコールド・パリの画家でした。 ユトリロの幼少期は恵まれませんでした。母親は、自由奔放で、男あさりに ...
READ MORE事件に出会い、初めて向き合ったとき、この事件はあの事件と似てるなとか、あのときの結末、つまり判決宣告と同じ感じで終わるだろうなとか、こういった思いに直ぐに縛られてしまうものです。それは弁護士として経験を積んでいればいるほど、自ら進んで「経験」という名 ...
READ MOREうちの事務所の若い弁護士は、私の事件を通して良く学んで下さい。 刑事弁護士の苦労はどこにあるのか、無実の人を助けるため国家権力と戦うことがどんなにしんどいことか、技術よりもパッションこそが真実に近づく近道であること、私が常に言っている「常在戦場」の意 ...
READ MORE法律家なら誰しもその名前を知っている「団藤重光」という刑法学者は、戦前から東大法学部で教鞭をとっていて、元々は刑法ではなく、刑事訴訟法学者でした。 ドイツ刑事訴訟を継承し、戦前の職権主義刑事訴訟法の理論化を推し進めた若き学者でしたが、とにかく京大 ...
READ MORE刑事事件を見るとき、その細部にとらわれてはならず、全体の大幹を見なければならないとは、修習生のころから検察教官に口酸っぱく言われてきたことでした。 右手で殴ったか、左手か、手の平で触ったか手の甲か、握った包丁は順手か逆手かなど、精密司法の伝統ある ...
READ MORE古代ギリシャに、気品があり、美貌の高級娼婦「フリュネ」がいました。アテナイの高官を愛人に持ち、高額の報酬を得ていたフリュネは、やがて、フリュネに袖にされたモテない?実力者たちの反感を買い、不敬罪(神を冒涜する罪)で訴えられてしまいます。 古代ギリ ...
READ MORE近代絵画の父と言われるセザンヌは、南フランスのエクス・アン・プロバンスに生まれ、中等学校時代にはデッサンスクールに通い、絵を描くのが大好きな少年でした。 しかし、厳格な銀行経営家の父親の影響もあってエクス大学の法学部に入学し、法律家を目指しました ...
READ MORE私は,司法修習終了後に検事に任官し,退官した後は,あさひ法律事務所(現西村あさひ法律事務所)に就職したので,厳密な意味での,“即独”を経験したことはない。ところが,事務所在籍中,政治家になることを思い立ち,故郷の函館で選挙区支部長として政治活動をす ...
READ MORE私は,司法試験合格後,46期司法修習生として,2年間のうち1年半を函館で実務修習を受けました。修習明けには検察官に任官して東京地検に配属となったのですが,その新任検事時代,怖い上席検事の口癖が,「中村~!いつまで修習気分でいるんだあー!いつまでも夢 ...
READ MORE長年検事として刑事事件の捜査公判に携わった経験を有する弁護士と,そのスキルと精神を叩き込まれた優秀な複数の若手弁護士らで構成された刑事事件のブティックファームです。刑事事件に特化し,所内に自前の模擬法廷を備え,情状証人対策等も充実した質の高い刑事弁護サービスを提供します。
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