東日本大震災
今回の大震災で罹災された方々に心よりお見舞いと哀悼の意を捧げます。
瓦礫と化した変わり果てた町,家族を奪われ,住む家を奪われた多くの方々。
今年のお正月に新年を迎えたとき,誰がこのような惨事を予想したでしょうか。
北海道函館出身の私が報道を通じてこの惨状を目にしたとき,口下手で田舎者だけと実直で正直で真面目な東北の人々が,何故このような目に遭わなければならないのかという思いが頭をよぎりました。
東京人は買占めに走り,そのせいで必要な物資が被災者に届かないというではありませんか。東京では義援金名目で詐欺が横行しているというではありませんか。
しかし,次の日本の未来を引っ張っていく指導者群は,今,家族を亡くし,家も財産も失い,大切なものを徹底的に奪われた東北の青少年の中からこそ生まれるような気がします。涙で目を腫らしながらもしっかりと前を見据え,口を真一文字にしている彼らの顔つきを見ているとそう感じます。
東北は次の日本国家の人材の宝庫となるでしょう。その手助けを今しなければならないと思います。