今年,苦杯を舐めた諸君へ

失敗や浪人を重ねた人間は,その底力が順風満帆の人のそれとは根本的に違います。

西郷隆盛などは二回も島流しにあって,1回目は3年間,2回目は1年半,の合計4年半も島流し・浪人をしていたわけです。
そして,小松帯刀らの働きかけで2回目の島流しから戻ったのが禁門の変の直前。
南洲先生は,それから数年の短い間に怒濤のごとく働き,薩長同盟,王政復古,江戸城総攻撃回避,廃藩置県と立派な仕事をしました。

考えてみれば,司法試験に失敗したからと言って島流しになるわけではなく,何度でも挑戦すればいい。
そうして合格した人には,合格後に重要な役回りが待っているはずです。

かく言う私も何度「島流し」にあったことか。

(中村)

「司法制度」に関連する記事

刑事法ローヤーの35年前

恩師渥美東洋先生が亡くなって,しんみりしてしまいました。 古箱をひっくり返し,恩師の思い出を探していたら,昔父に出した手紙を掘り出しました。 消印は1979年8月28日。 今から35年前の「僕」だ。札幌の予備校の寮に入り,大学受験浪人生活をしていたこ ...

READ MORE

特別公務員職権濫用罪の成否は?

今回のFD改ざん事件について,前田検事が故意を認める供述を始めたとの報道がなされています。 報道を前提にすれば,村木氏の逮捕着手前に既に前田検事はFDの最終更新日が6月1日であったことを知っていながら,これを事件決裁である着手報告の際に上司に報告しな ...

READ MORE

発砲警察官に殺人罪は成立するか

報道によると,奈良県警の警察官が逃走車両に発砲し、助手席の男性が死亡し特別公務員暴行陵虐致死罪などで起訴されていた(付審判請求事案)事件で,訴因変更により殺人罪も審理することになったようです。裁判員裁判です。 窃盗事件で逃走した車両が、警察車両に挟ま ...

READ MORE

企業秘密の漏洩、未遂も刑罰 海外流出防止に重点

今日は,「不正競争防止法の見直し」に関する記事です。  経済産業省は企業の営業秘密の漏洩を防止するため「不正競争防止法」を見直す。情報の取得に失敗した未遂罪も刑事罰の対象にするほか、海外に情報を流した場合は「15年以下」の懲役とし、現行の「10年以下 ...

READ MORE
代表弁護士・元特捜検事 中村 勉
中村 勉 代表弁護士・元特捜検事

長年検事として刑事事件の捜査公判に携わった経験を有する弁護士と,そのスキルと精神を叩き込まれた優秀な複数の若手弁護士らで構成された刑事事件のブティックファームです。刑事事件に特化し,所内に自前の模擬法廷を備え,情状証人対策等も充実した質の高い刑事弁護サービスを提供します。

詳細はこちら
よく読まれている記事
カテゴリー