小沢氏へ4回目の事情聴取要請

第1検察審査会の「不起訴不当」の議決を受けて,東京地検は,また小沢氏に事情聴取要請をしたと報道されています。
やや,蒸し返し・繰り返しの観があります。
何か新しい証拠が出てくる見通しがないのに捜査を繰り返し,蒸し返すと,刑事手続が圧政の手段になってしまいます。終わったと思ったのに,何度も何度も検事に呼び出されてはたまらない,もし捜査対象者が小沢氏ではなく,一般人であれば,その負担を理解できるんではないでしょうか。
検察審査会の議決を受けての再聴取なので,地検としてやむを得ないのかもしれません。検察審査会制度の問題なのでしょう。
例えば,このような複数の関連事件は,裁判であれば,ひとつの裁判体に併合されて一括審理されます。
検察審査会の制度上も類似の併合制度を設けるべきではないでしょうか。
先議していた第5検察審査会に,この07年分の虚偽記載事件も併合されて一括審理できるような,そのような制度改善が必要に思います。

「司法制度」に関連する記事

大阪地検特捜部検事が証拠改ざん?

今日の朝日新聞朝刊のスクープで,元厚労省局長の郵便不正事件に関し,大阪地検特捜部の主任検事がFDの最終更新日時を改ざんしていたと報道されました。 信じられないことです。検事調書の「作文問題」とは比較にならないほどのスキャンダルだと思います。FDという ...

READ MORE

田中角栄語録と刑事弁護

「今太閤」と呼ばれ,「日本列島改造論」で国家ヴィジョンを大衆に示し,ロッキード事件で訴追されてもなお絶大な権力を握り続けた田中角栄の語録にこんなのがあるらしい。 「人間は,やっぱり出来損ないだ。 みんな失敗する。 その出来損ないの人間を そのまま愛せ ...

READ MORE

死刑囚奪還を防ぐ…厳重警備の平田被告公判

今日は「裁判員制度」に関する記事です。 オウム真理教による3事件で起訴された元教団幹部・平田信被告(48)の裁判員裁判が16日、東京地裁で始まる。 平田被告の公判には、死刑囚が証人として出廷するため、東京地裁などは厳重な警戒態勢を敷く。 死刑囚の証人 ...

READ MORE

裁判員の心理的ケア

福島地裁郡山支部で裁判員として強盗殺人罪を審理後,「急性ストレス障害(ASD)」と診断された60代女性が,慰謝料などを求めた国家賠償請求訴訟の第1回口頭弁論が24日,福島地裁で開かれる。女性は「このような苦しみを味わうのは私で最後にしてほしい」との思 ...

READ MORE

女性刑事弁護士の誕生が待たれる

グレン・クローズ主演の「白と黒のナイフ」を久しぶりに観た。 クローズ扮する敏腕刑事弁護士テディ・バーンズが,殺人事件のトライアルで検事と激しく戦う場面が印象的な映画である。 特に,被告人のクラブのロッカーで,殺人事件に用いられた凶器とそっくりのナイフ ...

READ MORE
代表弁護士・元特捜検事 中村 勉
中村 勉 代表弁護士・元特捜検事

長年検事として刑事事件の捜査公判に携わった経験を有する弁護士と,そのスキルと精神を叩き込まれた優秀な複数の若手弁護士らで構成された刑事事件のブティックファームです。刑事事件に特化し,所内に自前の模擬法廷を備え,情状証人対策等も充実した質の高い刑事弁護サービスを提供します。

詳細はこちら
よく読まれている記事
カテゴリー